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高齢者の自動車事故

高齢者の自動車事故

今日の東京は曇り空。
全く日が差さないので、空気も冷えてました。

ここひと月ほどは雨も降っていないので、
乾燥注意報も出ているそうです。

幸い、私の周りでは風邪を引いている人はいないのですが
基本のうがい、手洗いは、しっかりして用心しないと
いけませんね!


さて、最近は食べ物のことばかり書いていたので
ここらでちょっと真面目な話を。

私が以前、Wワークをしていた某損保会社の事故受付の
コールセンターには、それはそれは全国各地から
事故報告の電話が入ってきていました。

前にも似たようなことを書いたかも知れませんが

「今事故にあったんですけど、どうしたらいいですか?」
「ちょっと道路脇に車を停めてたらぶつけられました!」
「相手が救急車で運ばれたんですが、治療費は保険で払ってもらえるんですか!?」

などなど。

上に挙げたのは、ごくごくほんの一部で、
実際にはたくさんの種類の電話が入ります。

初めての事故でパニックになっている人、
落ち着いた状態で電話を掛けてくる人、様々です。

そんな中でも、私が個人的に一番「困ったなぁ」と
感じていたのが、当事者が高齢者の場合の事故報告。

高齢者の方でも、意思疎通に全く問題ない方も
多くいらっしゃいます。

ただ、

「自分は耳が聴こえないので、息子に代わります」とか
「言葉が思うように出てこないので、相手の人に代わります」とか、下手したら、ぶつかった相手の方が、保険証券を見つけて掛けて来てくれることもあります。

そして、そういう場合は、往々にして事故発生時の
状況に相手方との食い違いがあるのです。

これは、過失割合に関わる大事なところです。

例えば、下図のような信号のある十字路の道路で、
自分が走っている道路と相手の走っている道路の信号が
双方共に「青」ということは、まず、あり得ないのですが、
申告通りに状況図を描くと、こんなこと↓になってしまったり・・。

高齢者の自動車事故

そんなときは、もっと細かく状況を尋ねるのですが、

「自分側は青だったと思うんですけど・・」

とか

「黄色に変わろうとしてたのかな・・」

などと、かなり曖昧な表現になってしまったりするのです。

もちろん、高齢者の方だって、しっかりとした状況説明が
出来る方もいれば、若い人でも信号が何色だったのか、
とっさの状況になると言えない方も沢山います。

ただ、問題となるのは 判断力 という点。

高齢者の方は、どうしても判断力が低下してきたり、
身体機能が低下することでハンドルやブレーキ操作も
遅れてしまいがちです。

実際に、コールセンターへかかってくる電話も
運転者が80歳代を超えているというケースは
かなり頻繁にありました。

高齢者の方々が元気なことは
とても素晴らしいことですキラキラ

ただ、自動車というのは凶器にもなりえます。
取り返しのつかない事故が発生してからでは遅いのです。

周りにいるご家族の方が、少しでも

「不安だな」

と、思うようなことがあれば、そっと声をかけて
運転を控えるように提案してみるのも良いですね(*^^*)

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コメント

  • TOSHIです。


    こんばんは!

    おっしゃる通り、事故状況の言い分はまず双方で食い違いますね。
    しかも、現場では合意している雰囲気なのですが日が経つとそれぞれ変わってしまうのは、もう日常茶飯事ですよね。(^_^;)

    少々疑問なのですが、事故対応はまず代理店がしっかり任務を全うすればひかり事務所さんのような法律の専門家の手を借りる事って、まずないと認識しているのですがどんなものなのでしょう?



  • お疲れ様です


    自分はお年寄りのドライバーの事故の経験はない・・・というか・・・契約者はある程度明確に状況を判断できる方が多いので、自動車保険に関する事故でのトラブルは未経験です・・・ですが「過失割合」に関しては非常に頭を悩ますコトは多いですネ(-。-)y-゜゜゜・・・・・・・これに関しましてはここで語ってしまうと気分を害する方もいると思いますのでこの辺で撤退いたします。


  • TOSHIさん、


    こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    >日が経つとそれぞれ変わってしまうのは、もう日常茶飯事ですよね。(^_^;)
    本当にそうですね!その時は納得していても、あとでよーく考えると、、、だったり、家族や周りの方から意見をいわれたりして、段々かわってきますよね。

    >まず代理店がしっかり任務を全うすれば
    そうですね、それが本来の姿なのかもしれませんね。
    ただ、自賠責請求などを代行できる法的資格者は弁護士と行政書士のみなので、ご自身で書類を書くのが面倒に思われる方などは法律家に任せてしまおうという方も多いように思われます。
    あとは、後遺障害(後遺症)の可能性がある場合などは、後遺障害等級認定に特化している専門家を利用したほうが、より相手方から支払われる賠償額が高額になる可能性が高いため、むしろ代理店の方からご紹介を受けることも多いんですよ(*^^*)

    代理店の方に聞くと、一人ひとりのお客様を大切に思うあまり、人手が足りなかったり、「これ以上はちょっと手に負えない」と判断した場合に専門家に依頼すると仰ってました。

    結果的に専門家に依頼した方がにスムーズに解決する、というケースもありますので、その様な折には専門家を利用してみるのも手かな、と思います(^^)
    長くなってしまってすみません!


  • KANさん、


    コメントありがとうございます。
    過失割合は本当に頭を悩ますところですよね。
    お気持ち、お察しします。
    誰が見ても100:0以外の案件は、大なり小なり意見が食い違いますよね(><;)


  • 無題


    そうなんですね。
    むしろ、代理店からひかり事務所さんのような
    交通事故専門の行政書士さんへ繋げるのですね。
    ひとつ、勉強になりました。

    これからは意識していこうと思います。


  • TOSHIさん、


    そうなんですよ。
    同じことを話すと結構代理店さんから驚かれます^^
    あまりしられてないので、その辺りの認知度を高めていかないとなぁと思ってます!




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